交流プログラム
【関連イベント】キックオフ トークイベント Vol.1-Vol.3 12月26日からYouTubeにて公開中!
タイトル | レター/アート/プロジェクト 「とどく」 |
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プロジェクト期間 | 2020年12月開始 ~ 2022年成果発表展(予定) |
ディレクター/ キュレーター | 小川希(Art Center Ongoing代表) |
参加アーティスト | 大木裕之、齋藤春佳、田中義樹 |
主催 | (公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー |
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言後、自粛生活が明けた私たちの日常は新たな日常となりました。人との交流もSNSやZoomなどのオンラインツールを使用し、簡単に遠方の人と繋がることができる世の中になった今、あえて「手紙」などの時間がかかる手段で多様なバックグラウンドの人たちとアーティストがコミュケーションを取り合い、共同でアート作品を作り上げていくアートプロジェクトをたちあげました。ゲストディレクター/キュレーターにArt Center Ongoingの代表である小川希を、また、アーティストには、大木裕之、齋藤春佳、田中義樹を招聘し、2022年(予定)の成果発表展を目標に交流を続けるアートプロジェクトです。
3名のアーティストとこのプロジェクトに関わる人たちとの交流を当ギャラリーのウェブサイトで随時公開していきます。交流によって変化するであろう、彼らの心の動きや彼らの思いがあなたにもとどくことを願って。
レター/アート/プロジェクト「とどく」は、手紙やはがきやビデオレターなど、様々な形の間接的なやりとりを通じ、「今ここにいるわたし」と「今ここにいないあなた」が繋がるアートプロジェクトです。今回ホストとなるのは3人のアーティスト。彼・彼女らは絵や映像、彫刻などを駆使し、様々なバックグラウンドを持つ多様な人々と手紙のやり取りを重ねながら共同でアート作品を作り上げていきます。手紙、はがき、ビデオレターなど、直接顔を合わせないメディアを用いることで生まれる想像力は、お互いが生きる異なる時間や場所や環境をつなぎ合わせ、そこから、速さや便利さを追求することで現代社会が失ってきた「多様なコミュニケーションの形」が立ち現れることでしょう。
わたしからあなたへ、あなたからわたしへ。時や距離そしてそれぞれの境遇を超え、互いの異なる想い=アートが「とどく」時、そこには喜びや驚き、そして新しい発見がきっと待っているはずです。
1964年東京生まれ。高知県在住。東京大学工学部建築学科在学中より映画制作を始める。『遊泳禁止』(1989年)が、IFF1990の審査員特別賞を受賞。その後、パリ、ポンピドゥー・センターなどで発表された『ターチ・トリップ』(1993年)が注目を集め、高知県立美術館製作『HEVEN - 6 - BOX』(1995年)では 第45回ベルリン国際映画祭にてネットパック賞を受賞。作品の形態は、ライブ上映、インスタレーション、パフォーマンス、ドローイングやペインティングなどにも拡がりをみせ、現代美術の領域で独自のスタイルを確立していく。ネパール、インド、中国、アメリカ、イスラエル、ロシア、コンゴなど、海外での制作経験も豊富であり、現在も国内外を移動しながら活動を続けている。
1988年長野県生まれ。東京都在住。多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。絵画や映像、インスタレーションを制作。近年の活動にグループ展「超たまたま」(シャトー2F、2018年)、「奥能登口伝資料館」(旧小泊保育園・奥能登国際芸術祭、2017年)など、個展「飲めないジュースが現実ではないのだとしたら私たちはこの形でこの世界にいないだろう」(埼玉県立近代美術館、2017年)など。受賞歴にシェル美術賞入選(2016年)、アートオリンピア2015にて実行委員会特別賞(2015年)など。
1995年三重県生まれ。東京都在住。武蔵野美術大学彫刻学科卒業。インスタレーションをメインに制作している。お笑いコンビ「そんたくズ」の田中寿司ロボットとして舞台の制作およびコントの公演を行っている。グラフィックデザイナーとしても活動。リクルート主催の第21回グラフィック「1_WALL」展でグランプリを受賞。 他に第23回岡本太郎現代芸術賞 入選(2020年)、「群馬青年ビエンナーレ2019」入選(2019年)など多数。
開 催 日 時:【Vol.1】2020年12月26日(土)14時~15時30分
【Vol.2】2020年12月27日(日)10時30分~12時
【Vol.3】2020年12月27日(日)14時~15時30分
会 場: オンライン配信
参 加 費: 無料
定 員: なし
司会・進行: 小川希
登 壇 者:【Vol.1】アーティスト:田中義樹、ゲスト:角能秀美(児童養護施設子供の家 自立支援コーディネーター)
【Vol.2】アーティスト:齋藤春佳、ゲスト:橋本一郎(亜細亜大学 経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科 客員准教授)
【Vol.3】アーティスト:大木裕之、ゲスト:相川良子(NPO法人ピアサポートネットしぶや 理事長)
本プロジェクトに参加するアーティストが登壇し、これまでの活動を紹介するとともに、「とどく」において展開しようとするプランについても触れていきます。ゲストには、各アーティストの交流施設の方や関係者をお招きし、本プロジェクトの展望と可能性を探ります。