並河恵美子さんは、芸術は人が人間らしく生きるために欠くことのできない社会的な役割を持つという考えのもと、2002年、仲間とともにARDA(NPO法人芸術資源開発機構/Art Resources Development Association:ARDA)を創設しました。誰もが自分らしく心豊かに生きられるコミュニティの創造と実現をめざし、芸術を社会に活かす、という先進的な活動方針をかかげた活動として注目されます。1999年から、高齢者施設にアーティストとともに向かいアート・ワークショップを届けるプログラム「アート・デリバリー」を行い、高齢化社会における先進的なアウトリーチ事業の提起も行ってきました。活動の出発点としての現代美術画廊で培った、若いアーティストたちとの関わりや活躍の支援、ご自身の成長の経験をもとに、ARDAを創設するに至った動機や出会い、時代状況の認識や芸術環境などを振り返り、語っていただきました。