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- パフォーマンス・シリーズ「RAW」02【配信中】
「RAW」02 音遊びの会 × 山下残
RAW02では、障害のあるメンバーとないメンバーが従来の音楽にとらわれない自由な即興演奏を行う音遊びの会と、言葉を取り入れるなどダンスの解釈を拡げる表現を生み出してきた山下残がセッションを行います。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、1月に予定していたギャラリーでの公演はやむなく中止となりました。
代わりに、公演に向けて開催した2回のワークショップのうちの一部を収録した記録映像を公開します。山下の“振付”に音遊びの会のメンバーが体や演奏で応答する様子は、ここから新たな表現が生まれる可能性を感じさせます。二組とは、今後も活動継続の可能性を模索していきます。
出演者コメント
これ、音遊びの会。
山下さんと。
ダンスしたり、楽器演奏したり、声を出したり。
太鼓やってる。
トランペットもやってる。
体操踊り。
トムとジェリーは演奏ですよ。
これ演奏!
山下さーん、出てきてください。
すごいねー。すごいねー。
難しい。
難しかった。
楽しい。
楽しかった。
メンバーと山下さんが出会う。山下さんとメンバーが出会う。
チラ見、ガン見、無視、直視。伺い、誘い、応え、流す。
あの人好きです。面白い!もあれば、
言っていることわからん。あれ、オモロいの?も、ある。
メンバーがやりたいことがあり、山下さんがやりたいことがある。
メンバーとやりたいことがあり、山下さんとやりたいことがある。
音を出し、身体を動かし、しゃべる。
投げかけ、打ち返し、見送り、観察し合い、探り合い、妄想を交換する。
短時間あるいは時間をかけて、ベクトルの数が増えていく。
思いもしなかったことが、時々起こる。
すごいねー。
音遊びの会
福祉学の先生とお話しをしていて、
山下さんはリフレーミングが意識的にか無意識的にか備わっていますねとアドバイスを受けた。
リフレーミングとは、初対面で違和感を与えておいて後から徐々に和らげていく、
良く言うと高度なコミュニケーションスキル、悪く言うとあまのじゃく。
いろんなアーティストとのコラボレーションや世界各地でのライブパフォーマンスの現場を
かいくぐってきた音遊びの会の強者たちを前にしては、意識的なコミュニケーションスキルどうのこうの
ではなく、初対面で自分のハートをさらけ出すしかないのである。
その結果、山下残さんあまのじゃくと思われたら、それは無意識的なリフレーミングとして大成功。
このテキストを福祉学の専門用語から始めたのは意識的なリフレーミングとして、
今後の展開に期待してほしい。
山下残
概要
タイトル | パフォーマンス・シリーズ「RAW」02 音遊びの会 × 山下残
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アーティスト | 音遊びの会
飯山ゆい 金澤絵里子 金澤里紗 坂口智基 永井崇史 西谷充史
橋本麻希 森大生 森真由 森本アリ 吉見理治 渡瀬みわ
山下残
サウンド|おおしまたくろう
映 像|青山真也
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主催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー |
協力 | 音遊びの会 |