ロゴデザイン:三重野 龍 ロゴモーション作成:宮本拓馬
イベント概要
東京都渋谷公園通りギャラリー交流プログラムの一環として開催するパフォーマンス・シリーズ「RAW」は、音楽やダンス、演劇、対話など、展示という形式では扱うことが難しい「生の表現」が生まれる場を、アーティスト同士や観客の反応を踏まえながら展開するプログラムです。枠に収まらない表現を、渋谷にあるギャラリーの特性を生かしたサイトスペシフィックなパフォーマンスとして共有します。
RAW01は、路上生活経験者の身体をダンスとして提示する新人Hソケリッサ!が、ジェンダーや国籍を超えた活動に精力的に取り組むラッパーのあっこゴリラと競演します。RAW02は、障害のあるメンバーとないメンバーが従来の音楽にとらわれない自由な即興演奏を行う音遊びの会と、言葉を取り入れることでダンスの解釈を拡げる表現を生み出してきた山下残が表現を交わします。それぞれのやり方で差し出された体が相互に作用していく様子を、ぜひ最後までご覧ください。
*今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン配信での実施となります。
タイトル | パフォーマンス・シリーズ「RAW」 |
RAW01 | 新人Hソケリッサ! × あっこゴリラ 公開日時:2021年3月31日(水)~ 公開(全編約49分、PR版約2分)
映像はこちら PR版はこちら |
RAW02 【NEW】 | 音遊びの会 × 山下残 公開日時:2022年1月31日(月)~ 公開(最終ワークショップ約26分、制作ドキュメント約54分)
最終ワークショップこちら 制作ドキュメントはこちら |
出演者紹介
RAW01
あっこゴリラ
ラッパー/ドラマー/ラジオパーソナリティ。性別らしさをテーマにした『GRRRLISM』、女性の無駄毛をテーマにした『エビバディBO』、普通とは何か?と問う『超普通』など、“当たり前”を揺るがす数々の楽曲を発表。J-WAVE「SONAR MUSIC」メインナビゲーター、立教大学でのジェンダー論講義など、国籍・業界の壁を超えた表現活動を行う。2019年末、エンパワーメントパーティー“GOOD VIBRATIONS”を立ち上げ、定期的に開催。
新人Hソケリッサ!
ダンスグループ。振付家アオキ裕キによる「生きることに日々向き合う身体」を求め路上生活経験の参加者を集めた活動。2005年より開始。活動を追ったドキュメンタリー映画『ダンシング・ホームレス』が全国上映中。コニカミノルタソーシャルデザインアワード2016 グランプリ受賞。
RAW02
音遊びの会
2005年結成、知的な障害のある人を含むアーティスト大集団。地元・神戸にて定期ワークショップを継続。日本各地で公演を行う。2013年のイギリス遠征はNHKのドキュメンタリー番組となり反響を呼ぶ。楽譜や決まりごとはなし、演奏スタイルや表現のジャンルを超えた自由な即興演奏を基本に、さまざまなアンサンブルを生み出している。
山下残
振付家。代表作に、100ページの本を配り観客がページをめくりながら本と舞台を交互に見る『そこに書いてある』、スクリーンに映写される〈すう・はく〉の記号と俳句から引用されたテキストを身体とリンクさせる『せきをしてもひとり』、本物の線路の上で断片から成る世界の事象をつぶやく『大行進』、身振りや台詞の全てに対面する相手からの承諾を得れば実行できる『インビテーション』など。
サウンド:おおしまたくろう
Photo: Takanobu Aoyama
過去のイベント情報