東京都渋谷公園通りギャラリー交流プログラム 動画シリーズ「モチーフのトレッキング」では、1990年代以降、アートの多様性や包摂性をとらえるフィールドを個々の動機づけによって開拓し、場や表現を模索してきた人々とその活動の軌跡に注目します。
それぞれの活動の根っこにあるモチベーション(動機)としての「モチーフ」と、活動を振り返ることで姿をあらわすテーマ(主題)としての「モチーフ」について、あらためて各出演者に問いかけ、時をさかのぼり、それらの多彩な思考と創造性の躍動にフォーカスする約5分間の動画プログラムです。
各回説明:
motif 01 「オルタナティブ」
出演:もうひとつの美術館館長 梶原紀子(KAJIHARA Noriko)
梶原紀子さんは、2001年に、栃木県那須郡那珂川町(旧馬頭町)で廃校となっていた旧小口小学校の建物を再生し、展示施設「もうひとつの美術館」を開設しました。「もうひとつの」というネーミングにも表れるように、メインストリームのアートに対するアート・ジャンルとしてのアウトサイダー・アートやアール・ブリュットをとらえた活動・展示施設として、同館は日本で草分け的な存在といえます。ハンディキャップのある人の作品を展示の中心とすることに決めた背景や思い、20年余りの活動の軌跡を聞き、「オルタナティブ」というモチーフにあらためていま注目します。
音声コンテンツ配信プログラム
東京都渋谷公園通りギャラリーは、音声コンテンツを配信するプログラム「渋ギャラジオ」を始めます。ギャラリーの学芸員が気になるテーマを設定し、作家や専門家にかぎらず、さまざまな人をゲストに招き、生の声を伝えます。
2023年度は「ふたたび交わるおどろき」と題した番組をお届けします。
<ゲスト>
#1~4. 末永史尚