共棲の間合い
-「確かさ」と共に生きるには-
展覧会の 内容
この展覧会は、 3人の 作家と 1つの 施設の 活動を 紹介します。
この作家たちは 「住む」「暮らす」「生活する」「一緒に 何かを すること」に 関係した 表現をします。
たとえば…
・家族との 関係に ついての 身体を 使った 表現
・ある 食べ物に 対する 特別に 強い 愛情
・近所での ゴミ拾い
・生活の中で 起きた ことから 生まれた 詩
・生活をする 建物と 方法について 考え直してみる こと
折元立身《パフォーマンス:パン人間電車の旅》 1992年
作家蔵 提供:アートママファウンデーション
酒井美穂子《酒井美穂子・本人》 2015年
提供:やまなみ工房
スウィング 2022年
撮影:Narita Mai
村上慧《2018年8月30日石川県金沢市》
2018年 作家蔵 撮影:TAMURA Can
もしかすると それぞれの
表現を
見て…
「
生活と
芸術の
違いはなんだろう」と
考える
人も いるかもしれません。
驚いたり
困ったり、
不安を
感じるかも しれません。
笑いや
安心を
感じるかも しれません。
しかし、かれらの
作品には それぞれの
作家の 「すごく
近くにあって」 「
確かなもの」が
存在しています。
かれらは 「
日常の
間合い」を
大切にしているのです。
それは
言葉で
表現 することが
難しい それぞれの
関係です。
また、その
人から
離すことが できないものです。
この
展覧会で
作家 ひとりひとりの 「
確かさ」に
触れた
人が、 「
自分にとっての 『
確かさ』とは なにか」を
考える
機会になれば
嬉しいです。
基本的な 情報(いつ・どこ・お金など)
展覧会の名前 | 共棲の間合い -「確かさ」と共に生きるには- |
いつ | 2024年2月10日(土)―5月12日(日)
|
じかん | 午前11時―午後7時
|
やすみ | 月曜日(2月12日、4月29日、5月6日は 開いています)、2月13日、4月30日、5月7日 |
どこ | 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1、2、交流スペース |
いくら | 0円(無料) |
作家 | 折元立身、酒井美穂子、スウィング、村上慧 |
主催 | 公益財団法人 東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー |
作家の 紹介
折元立身(ORIMOTO Tatsumi)1946 –
神奈川県 川崎市 生まれ。
40年くらい 活躍を つづける 現代美術家です。
●どんな 作品?
「パン人間」…顔にパンを巻き付け街中に繰り出すパフォーマンス
「アート・ママ」…折元さんの お母さんの 介護を 作品にしたもの
「生活と 芸術の 違いが わからなくなるような 表現」や「愛と ユーモアを 交えて コミュニケーションの あり方を 問いかける 表現」が 高い 評価を 受けています。
最近は 「折元立身-昔と今-」(尾道市立美術館[広島]、2018年)など 日本や 海外の 美術館で 展示を たくさん しています。
酒井美穂子(SAKAI Mihoko)1979 –
滋賀県生まれです。
1996年から 「やまなみ工房」に 所属しています。
酒井さんは 28年以上、どこに いても、 だれと いても、 即席麺「サッポロ一番しょうゆ味」を 持っています。
酒井さんは それを 食べません。
それを 握ります。
そして その袋の ビニールが 擦れる 音を 聞きます。
そして 小さな 光の 反射を 眺めます。
人と 物との 間に 流れる 時間。
その 言葉が ない やり取りは、 酒井さんの 大切な 瞬間を 感じさせます。
最近は 「無意味、のようなもの」(はじまりの美術館[福島]、2018年)などで 展示を しました。
スウィング(Swing)2006 –
スウィングは 障害の ある人と 障害の ない人 およそ30人が 働く 福祉施設です。
2006年から 京都で 活動を 始めました。
考え方が 自由な 仕事や 表現活動を 中心に 活動を します。
それらは これまでの 仕事や 芸術の 考え方に とらわれません。
さまざまな 種類の 活動を しています。
たとえば…
・清掃活動「ゴミコロリ」
・「オレたちひょうげん族」(絵や 詩や コラージュの 創作活動)
※創作活動…何かを つくる 活動
・展覧会
・フリーペーパー *フリーペーパー…無料の 雑誌
・ラジオ配信など
最近は 「Swing×成田舞×片山達貴 展覧会『blue vol.2 ― 捨てられないものが物語ること』]
(THEATRE E9 KYOTO[京都]、2022年)などの 展示を しました。
村上慧(MURAKAMI Satoshi)1988 –
東京都生まれです。
生活をする 建物や 方法を 問い直してきた 現代美術作家です。
2014年から プロジェクト「移住を 生活する」を しています。
それは 自分で 作った 発泡スチロール製の 家を 持ち運びながら 国内外で 移動生活を 行う プロジェクトです。
村上さんは いろいろな「住むことの パターン(種類)」を 考えています。
最近は、 電気を 使わない 冷暖房空間の 開発をしています。
落ち葉を 使う 冷暖房空間です。
また「村上慧 移住を生活する」(金沢21世紀美術館[石川]、2020-21年)などの 展示も しました。
ウォーミングアップ企画
展覧会を もっと 楽しむ ための 企画です。
「共棲の間合い -『確かさ』と共に生きるには-」の 作家3人と 1つの 施設が イベントを します。
それぞれ 違う 方法で 発表します。
テーマは 「目で 見ることが 難しい 循環*の あり方」です。 *循環…一回 まわって、 元の 場所に もどることを 繰り返すこと
例えば 毎日 みんなが している こと。
例えば 誰も 知らない ところで 起きている ことなど。
それぞれの 表現行為の 根源に 触れる 機会に なってほしいです。
関連イベント
①折元立身による「パン人間」パフォーマンス
「パン人間」は 折元立身の 代表的な パフォーマンスの 作品です。
■いつ:2024年2月10日(土) 午後2時-午後3時
■どこ:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1・2、交流スペース
■申し込み:必要ないです
■おかね:0円(無料)
■問い合わせ:
・メール: skdg-event2023(a)mot-art.jp ※(a)を@にかえて メールを 送ってください
・電話: 03-5422-3151
折元立身《パフォーマンス:パン人間電車の旅》 1992年
作家蔵 提供:アートママファウンデーション
②トークイベント「山あり谷あり、それぞれの道のり」(手話通訳付き)
木ノ戸昌幸さんと 山下完和さんが お話を します。
木ノ戸昌幸さんは スウィングという 施設の 代表です。
山下完和さんは やまなみ工房という 施設の 施設長です。
手話通訳が 付きます。
■いつ:2024年3月2日(土) 午後2時-午後2時30分
■どこ:東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
■おかね:0円(無料)
■申し込み:
下の 申込フォームを 使ってください。 必要な 項目を 入力して ください。
わからない人は 問い合わせの メール か 電話に 連絡を ください。
申込フォーム
※
申し
込んだ
人の
数が
参加できる
人数を
超えたら
申し
込みは
終わります。
※
申し
込みは 2024
年2
月12
日(
月) お
昼12
時から はじまります。
■
問い
合わせ:
・
メール: skdg-event2023(a)mot-art.jp ※(a)を@にかえて
メールを
送ってください
・
電話: 03-5422-3151
③ギャラリートーク(手話通訳付き)
展覧会「共棲の間合い -『確かさ』と共に生きるには-」を 担当した 学芸員が
作品解説を 行います。
手話通訳が 付きます。
■いつ:2024年3月16日(土) 午後2時-午後2時30分
■どこ:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1・2、交流スペース
■申し込み:必要ないです
■おかね:0円(無料)
■問い合わせ:
・メール: skdg-event2023(a)mot-art.jp ※(a)を@にかえて メールを 送ってください
・電話: 03-5422-3151
④筆談鑑賞会(手話通訳付き)
小笠原新也さん(耳の聞こえない鑑賞案内人)が ファシリテーターです。
筆談で 展覧会を 見た 感想など みんなで お話をします。
筆談とは 文字を 書いて お話を することです。
聞こえない、聞こえにくい、聞こえるに関係なく、どなたでもご参加ください。
手話通訳が 付きます。
■いつ:2024年3月30日(土) 午後2時-午後4時
■どこ:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1・2、交流スペース
■おかね:0円(無料)
■申し込み:
下の 申込フォームを 使ってください。 必要な 項目を 入力して ください。
わからない人は 問い合わせの メール か 電話に 連絡を ください。
※申し込んだ 人の 数が 参加できる 人数を 超えたら 申し込みは 終わります。
※申し込みは 2024年2月12日(月) お昼12時から はじまります。
申込フォーム
■
問い
合わせ:
・
メール: skdg-event2023(a)mot-art.jp ※(a)を@にかえて
メールを
送ってください
・
電話: 03-5422-3151
⑤トークイベント「土という場所」(手話通訳付き)
村上慧さんと 藤井一至さんが お話を します。
藤井一至さんは 土の 研究者です。
手話通訳が 付きます。
■いつ:2024年4月4日(木) 午後4時-午後5時30分
■どこ:東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
■おかね:0円(無料)
■申し込み:
下の 申込フォームを 使ってください。 必要な 項目を 入力して ください。
わからない人は 問い合わせの メール か 電話に 連絡を ください。
※申し込んだ 人の 数が 参加できる 人数を 超えたら 申し込みは 終わります。
※申し込みは 2024年2月12日(月) お昼12時から はじまります。
申込フォーム
■
問い
合わせ:
・
メール: skdg-event2023(a)mot-art.jp ※(a)を@にかえて
メールを
送ってください
・
電話: 03-5422-3151
村上慧《2018年8月30日石川県金沢市》
2018年 作家蔵 撮影:TAMURA Can
⑥スウィングメンバーによる似顔絵ワークショップ
Qさんと XLさんが あなたの 似顔絵を 描きます。
■いつ:2024年4月6日(土) 午後2時-午後4時
■どこ:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室2
■申し込み:必要ないです
■おかね:0円(無料)
■問い合わせ:
・メール: skdg-event2023(a)mot-art.jp ※(a)を@にかえて メールを 送ってください
・電話: 03-5422-3151
似顔絵WSの参考作品(左:Q、右:XL)、提供:スウィング
⑦トークイベント「折元立身の生きるアートとは?」(手話通訳付き)
深川雅文さんと この展覧会を 担当した 学芸員が お話を します。
深川雅文さんは インディペンデント・キュレーターです。
手話通訳が つきます。
■いつ:2024年5月12日(日) 午後2時-午後3時30分
■どこ:東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
■おかね:0円(無料)
■申し込み:
下の 申込フォームを 使ってください。 必要な 項目を 入力して ください。
わからない人は 問い合わせの メール か 電話に 連絡を ください。
※申し込んだ 人の 数が 参加できる 人数を 超えたら 申し込みは 終わります。
※申し込みは 2024年2月12日(月) お昼12時から はじまります。
申込フォーム
■
問い
合わせ:
・
メール: skdg-event2023(a)mot-art.jp ※(a)を@にかえて
メールを
送ってください
・
電話: 03-5422-3151
折元立身《パフォーマンス:パン人間電車の旅》 1992年
作家蔵 提供:アートママファウンデーション