アートディレクション・デザイン:置田陽介/attitude inc.
展覧会の 内容
東京都渋谷公園通り
ギャラリーは、 2023
年7
月22
日(土)から 「
モノクローム 描くこと」を
開催します。
この
展覧会は、 「
モノクローム」という
少ない
色で
描かれる
独自の
世界観に
注目します。
67
点の
作品を
展示します。
作品を
展示する
作家は7
人です。
展覧会の名前 | モノクローム 描くこと
|
いつ | 2023年7月22日(土)―9月24日(日)
|
じかん | 午前11時―午後7時
※7月28日、8月4日、11日、18日、25日の金曜日は 午後9時まで 開いています |
やすみ | 月曜日(9月18日をのぞく)、9月19日(火曜日) |
どこ | 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1、2 |
いくら | 0円(無料) |
作家 | 岡元俊雄、高橋和彦、たぬきだshin、西岡弘治、平瀬敏裕、堀口好輝、吉川敏明 |
主催 | 公益財団法人 東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー |
作家の 紹介
岡元 俊雄
岡元俊雄《女の人》2014年やまなみ工房蔵、画像提供:やまなみ工房
1978年 滋賀県で 生まれました。
1996年から、 やまなみ工房(滋賀県)に 所属しています。
墨汁と 1本の割り箸を 使います。
写真や 見たものを 新しい イメージに 変えて 描きます。
<作品を 展示した 展覧会>
2017-2018年「日本の アール・ブリュット KOMOREBI展」フランス国立現代芸術センター リュー・ユニック(フランス)など
高橋 和彦
高橋和彦《盛岡哀愁》2012年、社会福祉法人 自立更生会 盛岡杉生園蔵
撮影:ただ(ゆかい)
1941年 岩手県で 生まれました。
2018年に 亡くなりました。
58歳の時に 初めて 本格的に 絵を 描きました。
盛岡杉生園(岩手県)の 創作クラブが きっかけです。
それから 創作を 続けました。
ペンで 描いた絵が 300点以上 残されています。
<作品を 展示した 展覧会>
2010-2011年「アール・ブリュット・ジャポネ」パリ市立アル・サン・ピエール美術館(フランス)など
たぬきだshin
たぬきだshin《蛇龍》制作年不詳、撮影:ただ(ゆかい)
1999年 兵庫県で 生まれました。
兵庫県に 住んでいます。
中学3年生の時から 針金を 使って 作品を 作っています。
作品の 作り方は 自分で 考えたものです。
まるで 線で 描いた 絵のようです。
本などの資料や 作家の暮らす 港町で 見る 船などを ヒントに 作品を 作ります。
<作品を 展示した 展覧会>
2014年「第四回『こころのアート展』in しあわせの村 2014」 (兵庫県)など
西岡 弘治
西岡弘治《楽譜 CHOPIN》2009年、アトリエコーナス蔵、
画像提供:特定非営利活動法人コーナス
1970年 大阪府で 生まれました。
アトリエコーナス(大阪府)が できた時(2005年)の 最初の メンバーでした。
施設に ピアノと 楽譜が プレゼントされたことが きっかけで 楽譜の 模写を 始めました。
※模写…真似をして 描くこと
子どもの頃に 聴いていた クラシックや アニメソングの 記憶を 繰り返すように、 お気に入りの 楽譜を 描き続けています。
<作品を 展示した 展覧会>
2015年「Art Brut Live, abcd collection」DOX Centre for Contemporary Art (チェコ共和国)
平瀬 敏裕
平瀬 敏裕《敏裕の世界2009》2009年、作家蔵、撮影:ただ(ゆかい)
1971年 北海道で 生まれました。
あかとき学園(北海道)に 在籍しています。
2001年に ノートの 片隅で 突然 創作が はじまったそうです。
作品は 違う 色の 図形が 並ぶ 抽象的な 絵のように 見えます。
しかし、よく見ると それぞれの 図形は たくさんの ×印の 集まりです。
この×印は ペンの インクが なくなるまで 描き続けられます。
✕印を 描く時の インクの 量によって 自然と 色の 濃いところと 淡いところが 生まれます。
<作品を 展示した 展覧会>
2010-2011年「アール・ブリュット・ジャポネ」パリ市立アル・サン・ピエール美術館(フランス)
堀口 好輝
堀口好輝《ビッグ・ベン》2022年、刷:アトリエやっほぅ!!
京都市ふしみ学園 アトリエやっほぅ!!蔵、撮影:ただ(ゆかい)
1978年 京都府で 生まれました。
京都市ふしみ学園「アトリエやっほぅ‼」(京都府)で 版画を 作ります。
「ドライポイント」という 直接 板を 削って 絵を 描く方法で 作ります。
板は 白い ボール紙を 使います。
版に 刻まれた 淡い 線や 面は、 インクの 滲みによって 見えるように なります。
<作品を 展示した 展覧会>
2020年「ひぐちよしまさ ほりぐちよしてる 展」art space co-jin(京都府)
吉川 敏明
吉川敏明《ひょうたん》1981、みずのき美術館蔵、画像提供:みずのき美術館
1947年 京都府で 生まれました。
1987年に 亡くなりました。
1966年に 障害者支援施設みずのき(京都府)に 入所しました。
そこの 絵画教室で 作品を 作りました。
先生は 日本画家の 西垣籌一(1912-2000)でした。
吉川は、モチーフを 黒く 塗る 木炭デッサンで 知られています。
修正や 手直しを しないで 描いていたそうです。
タマネギの シリーズを 繰り返し 描いていました。
「モノクローム」展で 展示する 《ひょうたん》は、 1993年「パラレル・ヴィジョン 20世紀美術とアウトサイダー・アート」展(世田谷美術館、東京都)と 同じ 時期に 行われた「日本のアウトサイダー・アート」展で 展示されました。