アール・ブリュット2022巡回展
かわるかたち
いろいろな素材、さまざまな表現
本展では、都内3カ所で開催する展覧会と、島しょ部への出張イベントを通して、国内外で活躍の場を広げる10名の作家を紹介し、絵画や立体など、形状の異なる様々な作品から、身近な素材でつくられる多様な表現のかたちと、そこに宿る創造の根源的な魅力に迫ります。
「かたち」という言葉は、姿や形状、図柄などのほか、ものごとの様子や状態を表す時にもつかわれ、〈形〉〈容〉〈象〉〈貌〉などの漢字で書き表されるように、多様な意味合いをもっています。本展で紹介するのは、この「かたち」という言葉のように、印象の異なる様々な表現です。繰り返し描かれるシンプルで力強いかたちや、繊細なドローイングの線などに見られるモチーフの捉え方などには、作家それぞれに特徴があり、どれも独創的です。作品の造形的な面白さと、創作のプロセスにおけるストーリー、なにを描くのか、なぜその素材でつくるのかには、つくり手の日常と深い関わりがあるのも見どころのひとつと言えそうです。色鉛筆やカラーペン、布、糸、チラシといった身近な素材が日頃とは異なる表情をもつ驚きは、技法を超えたところにある表現の多様さを感じさせてくれるとともに、創作と日常とが切り離せないものであることにも改めて気づかせてくれます。作品をとおして、つくり手たちの創作を希求する姿を見つめ、その痕跡を味わう時、わたしたちは自らの心の中に、どのような新しいかたちを発見することができるでしょうか。
※会場毎に展示する作品の点数が異なります
タイトル | アール・ブリュット2022巡回展 かわるかたち いろいろな素材、さまざまな表現 |
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全体会期 | 2022年7月16日(土)~12月4日(日) |
【第1会場】 | 東京都渋谷公園通りギャラリー ※詳細は、当ギャラリーの展覧会ページをご覧ください。 |
【第2会場】 | 会場:練馬区立美術館 区民ギャラリー(東京都練馬区貫井1丁目36−16) 会期:2022年10月27日(木)から11月2日(水)まで 開館時間:10:00~18:00 休館日:10月31日(月) |
【第3会場】 | 会場:府中市美術館 市民ギャラリー(東京都府中市浅間町1丁目3番地 (都立府中の森公園内)) 会期:2022年11月25日(金)から12月4日(日)まで 開館時間:10:00~17:00 休館日:11月28日(月) |
【出張イベント】 | アール・ブリュットってなんだろう&オンライン・ツアー 会場:八丈町多目的ホールおじゃれ(東京都八丈島八丈町大賀郷2551−2) 日時:8月2日(火曜日)13:30開始(13:00 開場) ※荒天の場合8月9日(火曜日)に延期 |
観覧料 | 無料 |
出展作家 | 青木 尊、五十嵐朋之、稲田萌子、井上 優、佐々木早苗、 萩尾俊雄、 濱中 徹、本田雅啓、吉川秀昭、渡邉あや ※五十音順 |
音声ガイド | 小関裕太(俳優) ※第1会場(東京都渋谷公園通りギャラリー)のみ |
主催 | 東京都、(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー |
協賛・協力 | 協賛:練馬区、協力:府中市、八丈町 |
その他 | イベント開催時のチェックリスト |
※新型コロナウイルス感染症拡大の影響等により、開催を一部中止等する場合があります。
※各会場では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対策を講じています。
・マスクの着用、手洗いや手指消毒に御協力ください。
・風邪症状がある方、検温により37.5℃以上の方のご入館はお断りいたします。
青木 尊 《レパス》1997-2004年頃 画像提供:はじまりの美術館
五十嵐朋之 《魚貝表》2014-2020年頃 撮影:ただ(ゆかい)
稲田萌子
《無題》2019年(2019. 3. 14)
画像提供:クラフト工房 La Mano
※参考画像
井上 優 《ダンス》2013年 やまなみ工房蔵 画像提供:やまなみ工房
佐々木早苗
《無題》2008-2012年頃 作家蔵
画像提供:るんびにい美術館
萩尾俊雄 《無題》2021年 作家蔵 撮影:ただ(ゆかい)
濱中 徹
《道端のちいさなもの》2001年 作家蔵
画像提供:アートと障害のアーカイブ・京都
本田雅啓 《モモタロウ》2020年 PICFA蔵 画像提供:PICFA
吉川秀昭
《目・目・鼻・口》2017-2018年 やまなみ工房蔵
画像提供:やまなみ工房
渡邉あや 《飛行機》2013年 画像提供:工房集
第1会場(東京都渋谷公園通りギャラリー)では、鑑賞会やギャラリートークのほか、つくり手の姿を思い描きながら作品をご覧いただける「まめガイド」の配布をおこないました。
「まめガイド」は、第2会場、第3会場でも配布を予定しています。
【第1会場】アール・ブリュット2022巡回展
本展では、都内3カ所で開催する展覧会と、島しょ部への出張イベントを通して、国内外で活躍の場を広げる10名の作家を紹介し、絵画や立体など、形状の異なる様々な作品から、身近な素材でつくられる多様な表現のかたちと、そこに宿る創造の根源的な魅力に迫ります。
※第2、第3会場、出張イベントの開催情報はサテライトページをご覧ください。