「レターズ ゆいほどける文字たち」関連イベント
タイトル | アーティストトーク Vol.1~5 |
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日時 | 2021年5月28日より順次公開 ※9月26日まで限定公開 |
会場 | オンライン配信
※東京都渋谷公園通りギャラリーYouTubeチャンネルにて公開します。 |
司会 | 佐藤 真実子(東京都渋谷公園通りギャラリー 学芸員) |
Vol.1 | 出演 :西川 匠(出展作家)、いまぜき まり(アトリエ・パンパキ 世話役) 内容 :西川の作品に描かれるモチーフや必ず添えられる文字、石けんを用いた独自の技法などについて |
Vol.2 | 出演 :富塚純光(出展作家)、三栖香織(社会福祉法人一羊会 あとりえすずかけ・すずかけ絵画クラブ 職員)、 神田浩平(社会福祉法人一羊会 広報) 内容 :富塚が絵と文字で綴る物語とその描き方、アイデアの源などについて |
Vol.3 | 出演 :西山友浩(出展作家)、津口在五(鞆の津ミュージアム 学芸員) 内容 :西山が綴っていた日記と文字の特徴、その解読、西山が文字どうしをつなげる様子などについて |
Vol.4 | 出演 :朝妻 彰(アートキャンプ2001実行委員会 代表) 内容 :出展作家の喜舎場盛也、佐久田祐一、新城千奈について。 喜舎場の漢字の特徴と《図鑑》での変換作業、佐久田が関心を持つ文字や言葉、それを切り抜き貼り合わせる手法、 新城が好む文字とその肉づけ、余白の処理など。 |
Vol.5 | 出演 :石﨑史子(アトリエひこ スタッフ) 内容 :出展作家の松本国三にとっての文字、その特徴と変化、ライフワークの手紙などについて |
1986年、神奈川県生まれ。横浜市で活動する「アトリエ・パンパキ」に、2000年頃から参加。石けん水に水彩絵具を溶かす独自の技法で、建築物やスイーツなどを描き、説明書きを丹念に書き記す。主な展示に、「ポコラート全国公募展 vol. 9」(アーツ千代田3331、東京、2020年)などがある。
アトリエ・パンパキ世話役。2000年4月より神奈川県立高津養護学校の同僚、草加登起夫と卒業生たち、その他ゆかりのメンバーで絵を描く会「アトリエ・パンパキ」をスタート。当初は、高津養護学校の教室を借りていたが、現在は横浜市のアートフォーラムあざみ野を拠点に月1回の活動を続けている。
1958年、兵庫県生まれ。1993年頃から西宮市の「すずかけ絵画クラブ」にて制作を行う。新聞紙や和紙に、自らの記憶と創作を交えた物語や、挿画を描く。単色で描いた線の間を埋めるかたちで文字を挿れ、淡く鮮やかなパステルで色彩を点描する。作品は、ローザンヌのアール・ブリュット・コレクションなどに収蔵。
芸術系大学の研究室で働いていた時に、授業でお世話になったことから、あとりえすずかけの活動を知る。その時のご縁もあり、2011年より社会福祉法人一羊会あとりえすずかけのスタッフとして働く。当初は、主にあとりえすずかけの商品の企画・制作や展示案を担当していたが、現在は、あとりえすずかけ・すずかけ絵画クラブの業務全般を行う。
社会福祉法人一羊会で広報を担当している。スナップカメラマン、学童保育の指導員などの職を経て2011年に同法人に入職。グループホームで知的しょうがいのある方の生活を支援する生活支援員として働く。2016年から法人の広報業務や、あとりえすずかけの活動に携わるようになり、現在に至る。
1974年、広島県生まれ。福山市の「あゆみ苑成人寮」で暮らす。縦横、斜めに引いた線を重ね合わせて、文様のような文字を書く。自ら編み出したこの手法により、日々の出来事を日記に綴っていた。主な出展歴に「ポコラート宣言 2014」(アーツ千代田3331、東京、2014年)など。
1976年広島県生まれ。鞆の津ミュージアム学芸員。2013年に鞆の津ミュージアム運営母体である社会福祉法人 創樹会へ入職。同法人内の障害者支援施設(入所)で生活支援員として働いたのち、現在に至る。これまで企画した展覧会に『原子の現場』(2017)、『世界の集め方』(2017)、『文体の練習』(2018)、『かたどりの法則』(2018)、『ここの出来事』(2019)、『私物の在処』(2020)など。
1949年新潟生まれ。多摩美術大学卒。養護学校教員時代の1981年に、沖縄で初めての共同作業所づくりの運動を起こす。その後、2000年に障害者の芸術活動の場づくりと作品の発掘・紹介をする組織を立ち上げる。5年前から沖縄県の委託事業となり全県的な活動を継続中。現在、アートキャンプ2001実行委員会代表、若竹アート担当、就労支援センター野の花理事長を務める。
アトリエひこスタッフ。京都市立芸術大学日本画科卒。故・西垣籌一によって行われていた「みずのき寮(京都府亀岡市の知的障害者施設)絵画教室」を訪ねたことがきっかけで、1994年大阪市平野で知的障害のある人たちの創作スペース「アトリエひこ」の立ち上げに携わる。現在松本国三の本『手紙』を制作中(2021年秋刊行予定)。
詳細は各イベントページにて随時お知らせいたします。
「レターズ ゆいほどける文字たち」関連イベント
当ギャラリーの学芸員が作品解説を行います。
時間:いずれも14:00~
定員:各回5名(事前申し込み不要、先着順)
集合:展示室2にお集まりください。
「レターズ ゆいほどける文字たち」関連イベント
異なる分野で密接に文字と関わりながら創作活動を行う方々に、出展作品を出発点として、文字の魅力、文字から始まる表現の可能性についてうかがいます。
アール・ブリュット ゼン&ナウ 2021
「アール・ブリュット ゼン&ナウ」は、国内外のアール・ブリュットの動向において、長く活躍を続ける作家と、近年発表の場を広げつつある作家を、さまざまな角度から紹介する展覧会シリーズです。
第1回目にあたる「レターズ ゆいほどける文字たち」では、文字に魅了され文字にとりつかれた8名の作家を取り上げます。
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