アール・ブリュット2023巡回展
ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう
本展では、独創性あふれる表現方法が近年国内外で注目される7名のアール・ブリュットの作家を、都内3か所に巡回展示をして紹介します。
自らの存在を確かめるような「語り」から、他者と共有できる「物語」まで、人は日々さまざまな「ものがたり」とともにあります。本展では、作家それぞれの創作の過程や作品世界における「ものがたり」の味わいに心を傾けてみたいと思います。
思いを寄せる誰かの姿を架空のストーリーを込めてかたどること、飲み終わったビールの空き缶で唯一無二のからくり人形を作ってみること、暮らしの断片に向けられるまなざしとそこに生まれる詩趣、空想の街のジオラマ作りと‘増殖解体’の熱量の痕跡、宇宙や歴史を題材として俯瞰した時空間を捉えようとすること、大好きな色鮮やかな鳥を描き夢想する世界を彩ること、かつての高度経済成長期の建設労働の記憶と方眼紙に残された数々の描画。ここには作家の独自の体験を通じた「語り」の姿と「物語」として広がる地平が織り交ざりながら存在し、わたしたちの感受や想像をより豊かに刺激します。
本展が、「ものがたり」への思索を通じて多様な人の創造性との出会いをつくり、語り合う機会となることを願います。
タイトル | アール・ブリュット2023巡回展 ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう |
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会期・時間・会場 | 2023年9月24日(日)~ 10月4日(水) 10時00分~17時00分 [第1会場]すみだリバーサイドホールギャラリー 2023年10月21日(土)~ 12月24日(日) 11時00分~19時00分 *東京都渋谷公園通りギャラリーのみ月曜休館 [第2会場]東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1・2 2024年1月24日(水)~ 2月7日(水) 10時00分~17時00分 [第3会場]たましんRISURUホール(立川市市民会館)展示室 2023年11月26日(日) 14時00分~15時00分 [出張イベント]プリモホールゆとろぎ(羽村市生涯学習センター)展示室 |
観覧料 | 無料 |
出展作家 | 鎌江 一美、富永 武、畑中 亜未、hideki、松本 寛庸、ミルカ、山﨑 健一 *五十音順 |
音声ガイド | 森崎 ウィン(俳優・アーティスト) [全会場・無料] |
主催 | 東京都、東京都渋谷公園通りギャラリー(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館) |
協力・後援 | 協力|立川市、羽村市教育委員会 後援|墨田区 |
鎌江一美 《ラーメンを食べに行く私とまさとさん》
2021年、やまなみ工房蔵
画像提供:やまなみ工房
富永武 《通天閣(俺が飲まなければ誰が飲む)》
制作年不詳、個人蔵
画像提供:鞆の津ミュージアム
畑中亜未 《ピンクの口紅(2本)》
制作年不詳、作家蔵
撮影:五十嵐一晴
hideki 《北仙台駅》
2023年、作家蔵
撮影:五十嵐一晴
松本寛庸 《ブラックホール》
2012年、作家蔵
©Matsumoto Hironobu
ミルカ 《アオフウチョウ》
2017年、YELLOW蔵
画像提供:YELLOW
トークイベント、詩のワークショップ、ギャラリートーク(手話通訳付き)、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」といっしょに行う鑑賞ツアー、視覚障害のある方のための鑑賞ツアーなど、さまざまな関連イベントを開催します。
また、「やさしい日本語」とイラストでわかりやすく紹介するパンフレットをご用意しています。
詳細は各イベントページにて随時お知らせいたします。
アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」関連イベント
詩人の上田假奈代氏と、社会学者・作家の岸政彦氏をゲストにお迎えして、本巡回展の本拠地・東京都渋谷公園通りギャラリーでのオープニングを飾る「トークイベント」を開催します。
[事前申込制・先着順]
アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」関連イベント
講師/ファシリテーター:上田 假奈代(詩人/詩業家・釜ヶ崎芸術大学主宰)
対象:中学生以上
[事前申込制・先着順]
アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」関連イベント
定員:各回6名(展示室で参加:4名・遠隔参加:2名)
[事前申込制・抽選]
*お申し込みの際に、【展示室で参加】(東京都渋谷公園通りギャラリー)または【遠隔参加】(オンライン)、どちらかをお選びください。