音声コンテンツ配信プログラム
渋ギャラジオ「ふたたび交わるおどろき」
東京都渋谷公園通りギャラリーは、音声コンテンツを配信するプログラム「渋ギャラジオ」を始めます。ギャラリーの学芸員が気になるテーマを設定し、作家や専門家にかぎらず、さまざまな人をゲストに招き、生の声を伝えます。
2023年度は、「ふたたび交わるおどろき」と題した番組をお届けします。2020年に開館後、新型コロナウイルスに翻弄され、ともに歩んだといえるギャラリーの3年間。まずは、そのスタート地点であるグランドオープン記念事業の 展覧会「あしたのおどろき」に改めて目を向け、関わった皆さんをゲストに迎えて、この3年間の歩みを一緒にふりかえります。また、番組では、ゲストがギャラリーの「いま」と交差するべく、開催中の展覧会について、それぞれの視点での感想をうかがいます。
時間を経て、ふたたび交わるからこそ出会うあたらしいおどろきを、声にのせてお届けします。当ギャラリーの愛称ともいえる「渋ギャラ」と「ラジオ」を組み合わせた「渋ギャラジオ」。ぜひ気軽にお楽しみください。
以下の音声・音楽ストリーミングサービスにてお聞きいただけます。
また、各エピソードの文字起こし情報を本ウェブサイトに掲載いたします。
ゲスト:末永史尚(美術家、東京造形大学教授)
聞き手:佐藤真実子(東京都渋谷公園通りギャラリー 学芸員)
収録・編集:小山友也
グラフィック・デザイン:明津設計
【2023年8月収録】
この回では、末永史尚さんと最近のお仕事をふりかえり、末永さんが新たに取り組まれたリサーチのプロジェクトなどについて、おしゃべりしました。末永さんが詳しいカレーのお話もうかがっています。末永さんのエピソードは、今回が最終回です。
この回では、末永史尚さんと展覧会「あしたのおどろき」後のコロナ禍をふりかえり、約3年間をどのように過ごしたか、制作や生活の変化などについて思い出しながら、おしゃべりしました。
この回では、末永史尚さんと展覧会「あしたのおどろき」をふりかえり、最初の打ち合わせの場面から、作品のためのリサーチ、展示作業などについて、当時を思い出しながら、楽しくおしゃべりしました。
最初のゲストは、出展作家として参加してくださった、美術家の末永史尚さんです。この回では、末永さんの自己紹介と、収録時にギャラリーで開催していた展覧会「モノクローム 描くこと」展について、おしゃべりしました。
1974年、山口県生まれ。東京造形大学教授。ものとそれが置かれる空間との関係や、モチーフがそれと認識されるための特徴をさぐり、丹念に塗りこめた色面からなる立体的な絵画とその配置で応答する。「日用品をモチーフにした立体絵画」や「ミュージアム・ピース」、組み換え可能な「タングラム・ペインティング」など、多くのシリーズを手がける。近年の展示に、「アートセンターをひらく (第Ⅰ期 第Ⅱ期)」展(水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城、2019-2020年)、「エントランス・ギャラリー vol.3 末永史尚 覚え、ないまぜ」(千葉市美術館1階[ミュージアムショップBATICA、エントランススペース]、千葉、2021年)などがある。また、山口市と東京で活動した「ギャラリー シマダ」の調査に取り組み、その報告展「ギャラリー シマダ アーカイブ展」(Do a front、山口、2022年)ではキュレーションを行い、『現代美術情報 ギャラリー シマダの軌跡』(リマスタ、2023年)を発行した。
撮影:西村知巳
イラスト 有川るり子
otto&orabu