音声コンテンツ配信プログラム
渋ギャラジオ「ふたたび交わるおどろき」
東京都渋谷公園通りギャラリーは、音声コンテンツを配信するプログラム「渋ギャラジオ」を始めます。ギャラリーの学芸員が気になるテーマを設定し、作家や専門家にかぎらず、さまざまな人をゲストに招き、生の声を伝えます。
2023年度は、「ふたたび交わるおどろき」と題した番組をお届けします。2020年に開館後、新型コロナウイルスに翻弄され、ともに歩んだといえるギャラリーの3年間。まずは、そのスタート地点であるグランドオープン記念事業の 展覧会「あしたのおどろき」に改めて目を向け、関わった皆さんをゲストに迎えて、この3年間の歩みを一緒にふりかえります。また、番組では、ゲストがギャラリーの「いま」と交差するべく、開催中の展覧会について、それぞれの視点での感想をうかがいます。
時間を経て、ふたたび交わるからこそ出会うあたらしいおどろきを、声にのせてお届けします。当ギャラリーの愛称ともいえる「渋ギャラ」と「ラジオ」を組み合わせた「渋ギャラジオ」。ぜひ気軽にお楽しみください。
以下の音声・音楽ストリーミングサービスにてお聞きいただけます。
また、各エピソードの文字起こし情報を本ウェブサイトに掲載いたします。
ゲスト1:末永史尚(エピソード #1. ~ #4.) | ゲスト2:家成俊勝(エピソード #5.) | ジングル|ottotto「CLAP」 |
二人目のゲストは、「あしたのおどろき」の会場構成を担当してくださった、大阪を拠点とする建築家ユニットdot architects共同代表の家成俊勝さんです。この回では、家成さんの自己紹介と、収録時にギャラリーで開催していた展覧会、アール・ブリュット2023巡回展「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」について、おしゃべりしました。
1974年、兵庫県生まれ。dot architects共同代表、京都芸術大学教授。2004年に赤代武志と建築家ユニットdot architectsを立ち上げ、大阪・北加賀屋を拠点に活動する。建築の計画、設計、施工、使用のいずれの過程においても、自らの身体を使い、材料や人、土地と積極的に交わり、対話し協働することで、関わるすべてのものの可能性を引き出しながら「場」を生み育むことを目指す。他分野の人々との恊働プロジェクトなど、さまざまな企画に携わる。共生の芸術祭「わたしはメモリー」(京都市美術館 別館他、2022年)、同「DOUBLES」(京都府立京都学・歴彩館他、2019年)などアール・ブリュットに関わる会場構成も行う。近年の主な展示には、「第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」 (日本館、ヴェネチア、イタリア、2023年)、「ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学」(TOTOギャラリー・間、東京、2023年) などがある。そのほか、舞台美術なども手がける。
この回では、末永史尚さんと最近のお仕事をふりかえり、末永さんが新たに取り組まれたリサーチのプロジェクトなどについて、おしゃべりしました。末永さんが詳しいカレーのお話もうかがっています。末永さんのエピソードは、今回が最終回です。
この回では、末永史尚さんと展覧会「あしたのおどろき」後のコロナ禍をふりかえり、約3年間をどのように過ごしたか、制作や生活の変化などについて思い出しながら、おしゃべりしました。
この回では、末永史尚さんと展覧会「あしたのおどろき」をふりかえり、最初の打ち合わせの場面から、作品のためのリサーチ、展示作業などについて、当時を思い出しながら、楽しくおしゃべりしました。
最初のゲストは、出展作家として参加してくださった、美術家の末永史尚さんです。この回では、末永さんの自己紹介と、収録時にギャラリーで開催していた展覧会「モノクローム 描くこと」展について、おしゃべりしました。
1974年、山口県生まれ。東京造形大学教授。ものとそれが置かれる空間との関係や、モチーフがそれと認識されるための特徴をさぐり、丹念に塗りこめた色面からなる立体的な絵画とその配置で応答する。「日用品をモチーフにした立体絵画」や「ミュージアム・ピース」、組み換え可能な「タングラム・ペインティング」など、多くのシリーズを手がける。近年の展示に、「アートセンターをひらく (第Ⅰ期 第Ⅱ期)」展(水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城、2019-2020年)、「エントランス・ギャラリー vol.3 末永史尚 覚え、ないまぜ」(千葉市美術館1階[ミュージアムショップBATICA、エントランススペース]、千葉、2021年)などがある。また、山口市と東京で活動した「ギャラリー シマダ」の調査に取り組み、その報告展「ギャラリー シマダ アーカイブ展」(Do a front、山口、2022年)ではキュレーションを行い、『現代美術情報 ギャラリー シマダの軌跡』(リマスタ、2023年)を発行した。
otto&orabu