グランドオープン 記念事業 展覧会
グランドオープン記念事業 展覧会 あしたのおどろき 閉幕のお知らせ
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する観点から、4月12日(日)まで、主催事業の休止または中止する期間を延長させていただくことになったため、展覧会「あしたのおどろき」は閉幕いたしました。
何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。(2020年3月27日現在)
タイトル | グランドオープン記念事業
展覧会
あしたのおどろき |
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会期 | 2020年2月8日(土)~ 4月5日(日) (開催休止期間:2/29~4/5) |
開館時間 | 11時~19時 |
閉館日 | 月曜日(ただし、2月24日は開館)、2月25日 |
会場 | 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室 1、2 |
入場料 | 無料 |
主催 | (公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館 東京都渋谷公園通りギャラリー |
出展作家 | 小笹逸男、小林勇輝、舛次崇、末永史尚、HIROYUKI DOI、塔本シスコ、西岡弘治、nui project、 藤岡祐機、デニス・ホリングスワース、松岡亮、丸木スマ、山本純子 |
展覧会「あしたのおどろき」の会場風景をご覧いただけます
ひとつの作品を見て、作家の目や手の動きをなぞると、これまで自分が見ていた世界からわずかにはみ出すような、小さなおどろきや不意の発見に出会うかもしれません。そうした体験は、私たちのものの見方を少しずつ変えていきます。本展では、誰の日常にも潜在的にあるおどろきや発見といった体験をテーマにしています。
動物や日用品、風景といった身のまわりのものを独自の色やかたちで表したり、ドローイングや油彩、刺繍、アップリケなど身近な素材と技法を使って想像を超える表現を生み出したり、いままで意識を向けなかった空間の存在に気づかせてくれる作家たち。その作品は、当たり前だと思っているものの見方を揺さぶり、そういった体験を朗らかに、あるいは時に鋭く際立たせてくれます。さまざまな作品との交わりを通して、日常ことさら注目されないものや行為にあらためて光があたり、きょうとは違った世界が新しく開かれることを願います。
※会期中、丸木スマの作品は展示替えがあります。
ふたつの展示室をゆるやかにつなげた会場では、随所にもおどろきが用意されています。小さな空間を最大限に活かした動きのあるつくりの中で、まるで散策するように作品のあいだを歩いて展覧会を楽しむことができます。
会場構成|dot architects
1924年、京都府生まれ。2012年没。
1962 年より亀岡市の「みずのき寮」(現みずのき)に入寮。施設内の絵画教室に参加し、動物をモチーフとした絵画作品を中心に多く制作する。ローザンヌのアール・ブリュット・コレクションに5 点の作品が収蔵されている。
1990年、東京都生まれ。
2016 年、ロイヤル・ カレッジ・オブ・アート、パフォーマンス科修了。自身の身体を中性的な立体物として用いたパフォーマンスや絵画作品などを通して、社会における固定概念に疑問を投げかける。
1974年、兵庫県生まれ。
1993 年頃から西宮市の「すずかけ絵画クラブ」で作品制作に取り組む。植物や日用品、動物をモチーフとした独自の形態、配色のパステル画を描く。作品はローザンヌのアール・ブリュット・コレクションなどに収蔵。
1974年、山口県生まれ。
1999 年、東京造形大学造形学部美術学科卒業。日常的に目にしたり、展示空間に関わる既存のものを素材とし、自身の視覚が反応できるものを繰り返し探りながら、絵画や立体の作品を制作する。
1946年、愛知県生まれ。
独学で作品制作を始め、1985 年頃からは和紙に細かなまるを描くことにより、緻密でありながら力強いドローイングを制作。欧米にて活躍中。作品はアメリカン・フォーク・アート・ミュージアムに収蔵。
1913年、熊本県生まれ。2005年没。
53 歳のとき、画家を志した長男が家に残していった油絵具と不要になったカンヴァスを使って、絵を描き始める。子どもの頃の思い出や身のまわりの出来事、自然を鮮やかな色彩で描き出す。
1970年、大阪府生まれ。
大阪市の「アトリエコーナス」で、2005 年より作品制作を始める。主に楽譜をモチーフとし、伸びやかでリズムに富む描線のドローイングを制作。作品はフランスのabcdコレクションやイギリスのアウトサイド・インなどに収蔵。
鹿児島市にある「しょうぶ学園」の「布の工房」で作業を行う縫い手たち。1992 年より本格的に活動を開始。重ね縫いの糸目を自由自在に踊らせた独創的な作品を生み出す。2000 年頃より国内外で発表を行う。
1993年、熊本県生まれ。
ハサミを用いた切り紙の作品を制作。幾何学形に切り落とした紙のコラージュから始まり、現在は1mmにも満たない間隔でまきひげのように紙を切る作品へと展開。近年は海外展にも参加。
1956年、スペイン、マドリード生まれ。
1991 年、クレアモント大学院大学修了。「wet on wet」という独自の手法や、厚紙で自作した道具などを用いて制作される作品は、物質の特性を引き出し、多様なテクスチャを生み出す。
1974年、東京都生まれ。
絵筆を使わず、指で紙や板と絵具の感触を確かめるように描かれる絵画作品をはじめ、ミシンを自在に走らせた鮮やかな色彩の刺繍、インスタレーション、壁画など、幅広い表現を手がけ、国内外の展覧会に多数参加。
1875年、広島県生まれ。1956年没。
70 歳を過ぎてから絵画を描き始め、1951 年に初めて日本美術院展に入選。以後、表情豊かな動物や、生命力に満ちた花、野菜など、700 点を超える膨大な数の作品を残した。
1973年、兵庫県生まれ。
台所用品や食べ物、工具など日常の中にある身近なものをモチーフに、フェルトとさまざまな布を組み合わせたアップリケの作品を制作。ミュージアム・オブ・エブリシングなどに作品が収蔵される。
小笹逸男《私の友達》
1985-1989年頃 みずのき美術館所蔵
提供:みずのき美術館
小林勇輝《Chaotic Love》 2017年 作家蔵
舛次崇《ペンチとドライバーとノコギリとパンチ》
2006年 日本財団所蔵
撮影:大西暢夫
末永史尚《巻ロープ》
2015年 個人蔵
© Fuminao SUENAGA Courtesy of Maki Fine Arts
HIROYUKI DOI《Peace》
2010年
Courtesy of Yoshiko Otsuka Fine Art International,Tokyo
塔本シスコ《花ノ名前はクロッカスデス》
1998年 個人蔵
撮影:塩田洋
提供:アートオフィス塔本
西岡弘治《楽譜 SONATINE》
制作年不明
© atelierCORNERS
野間口桂介《無題》
2012-2016年
© 2016年 SHOBU STYLE
藤岡祐機《無題》 2004年 作家蔵
デニス・ホリングスワース《Whilst Whitman》
1997年 Photo:Ikuhiro Watanabe
© Dennis Hollingsworth Courtesy of Tomio Koyama Gallery
松岡亮「Tibet Festival 2019」展示風景
丸木スマ《梅が咲く》 1952年 原爆の図丸木美術館所蔵
山本純子《無題(おたま、急須、やかんなど)》
1990年頃
© Junko Yamamoto Courtesy of Yukiko Koide Presents
※画像はすべて参考です。出展作品とは異なる場合があります。
詳細は各イベントページにて随時お知らせいたします。
出展作家の説明を聞きながら、展示室を巡ります。
当ギャラリーの学芸員が作品解説を行います。
ottoスペシャル・セッション
しょうぶ学園のメンバーからなるパーカッショングループ「otto」。小さな6人編成によるアコースティックで不思議な即興セッションの世界をお楽しみください。
オープントーク