交流プログラム
光島貴之滞在制作・展示
GOING OVER -まちの肌理(きめ)にふれる-
「光島貴之滞在制作・展示 GOING OVER -まちの肌理(きめ)にふれる-」では、美術家として活躍している全盲の光島貴之を招聘し、「まち」をテーマに滞在制作及び観客参加型の展示を行います。
これまで光島は、「さわることで見る」絵画の可能性を長年探ってきました。光島の作品を通して、「まち」にあふれる音や匂い、足の裏で感じる地面の質感といった、「まち」の肌理にふれる感覚を刺激します。
本企画では、開催期間中、滞在制作と一般公開の期間が交互に入れ替わります。一般公開の間は、滞在制作中の光島の作品制作に参加することができます。作品を触って鑑賞すると同時に、訪れた皆さんが作品制作に参加することによって、予期せぬ造形物が立ち上がるでしょう。それは視覚だけではない世界への入り口であり、その先に広がる「まち」にふれる機会となるかもしれません。
交流プログラム「光島貴之滞在制作・展示 GOING OVER -まちの肌理(きめ)にふれる-」滞在制作の記録映像
タイトル | 光島貴之滞在制作・展示 GOING OVER -まちの肌理(きめ)にふれる- |
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会期 | 2022年8月9日(火曜日)~ 9月25日(日曜日) |
滞在制作期間 | 8月9日(火曜日)〜11日(木曜日)、8月16日(火曜日)〜18日(木曜日)、
8月23日(火曜日)〜25日(木曜日) ※作家滞在制作中は外からご覧いただくことはできますが、一般入場はできません。 ※作家が不在の時間帯もございます。ご了承下さい。 |
一般公開期間 | 8月12日(金曜日)〜14日(日曜日)、8月19日(金曜日)〜21日(日曜日)、8月26日(金曜日)〜9月25日(日曜日) |
開館時間 | 11:00-18:00 |
休館日 | 月曜日(ただし9月19日は開館)、
9月20日(火曜日)
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会場 | 東京都渋谷公園通りギャラリー 交流スペース
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入場料 | 無料 |
滞在制作中の記録映像やそこに残る制作の痕跡を感じとり、作家やほかの参加者とのコラボレーションにぜひご参加ください。
・会場では作品をさわってご鑑賞いただけます。作品の性質上、過度な力を加えると壊れてしまうので、
やさしく触れてみてください。
・会場に壁面を特設し、作家の使用する素材(ラインテープやカッティングシート、釘)を使って、滞在制作中
の作品づくりにご参加いただけます。
〈注意事項〉
会場では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、下記についてのご理解ご協力をお願いいたします。
・マスクの着用、手洗いや手指消毒に御協力ください。
・風邪症状がある方、検温により37.5℃以上の方のご入館はお断りいたします。
・室内が混雑している場合は、入室をお待ちいただくことがあります。
《ハンゾウモン線・清澄白河から美術館へ》2019
釘、まち針、鋲、ピン、フック、ステップル、トタン板、木材
制作協力:アトリエみつしま
Photo: Alloposidae
《ハンゾウモン線・清澄白河から美術館へ》2019
釘、まち針、鋲、ピン、フック、ステップル、トタン板、木材
制作協力:アトリエみつしま
Photo: Alloposidae
《踏みだす ひろがる かたち》2022 ミクストメディア 制作協力:アトリエみつしま Photo: Hirotsugu Horii
《踏みだす ひろがる かたち》2022 ミクストメディア 制作協力:アトリエみつしま Photo: Hirotsugu Horii
《歯車とビスケット》2022
歯車、タイル、釘、まち針、ピン、木材
制作協力:アトリエみつしま
Photo: Hirotsugu Horii
《歯車とビスケット》2022
歯車、タイル、釘、まち針、ピン、木材
制作協力:アトリエみつしま
Photo: Hirotsugu Horii
《山》2019
ベニヤ、カッティングシート、釘、合板
制作協力:アトリエみつしま
Photo: art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都
《竹のリズム》2004 ラインテープ、カッティングシート、シール、紙 Photo: art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都
《夜の森》2003 ラインテープ、カッティングシート、シール、色画用紙 Photo: art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都
《行き止まり》2004-2007 ラインテープ、紙 Photo: art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都
《路地を通り抜けると》2015
カッティングシート、ラインテープ、点字シール、シール、アクリル板
制作協力:アトリエみつしま
Photo: art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都
詳細は各イベントページにて随時お知らせいたします。
交流プログラム 光島貴之滞在制作・展示「GOING OVER-まちの肌理にふれる-」関連イベント
滞在制作中の交流スペースにて光島貴之と会場を見てさわって巡るギャラリートークを行います。8月9日からはじまり、三週にわたって交互に行われた滞在制作と参加者とのやり取りの成果をいち早く、ご覧になれます。
なお、このギャラリートークは会場開催のほか、東京都渋谷公園通りギャラリー InstagramアカウントにてLive配信も行います。
登壇者:光島貴之(美術家)、高内洋子(アトリエみつしまスタッフ)、亀井友美(アトリエみつしまスタッフ)
河原功也(東京都渋谷公園通りギャラリー 学芸員)
交流プログラム 光島貴之滞在制作・展示「GOING OVER-まちの肌理にふれる-」関連イベント
美術家として活躍している全盲の光島貴之の、展覧会や制作についてのオンライントークです。光島が同時期に出展している愛媛県美術館の「特別展 みる冒険 ゆらぐ感覚」と東京都渋谷公園通りギャラリーの「光島貴之滞在制作・展示 GOING OVER -まちの肌理(きめ)にふれる-」の会場をオンラインでつなぎ、光島と担当学芸員と共に3者でのトークを行います。それぞれの展示の内容や光島の制作について、さらに美術館における来館者へのアプローチについてお話しします。