「とどく」田中義樹

山羊は手紙を待ちながら、待たれながら。

「7月も待ちながら」 お久しぶりです。田中です。まだ手紙の返事はあれから来ていないのですが、暑中見舞い的な手紙を書いてやりとりをしている二人には送ってみました。次は電報でも打ってみようかなと思っています。暑中見舞いを...
「とどく」齋藤春佳

齋藤春佳「とどく」5

●2021年6月18日の日記から 朝ずいぶんバスが空いていて、進みも早くて、天気も明るくて、今日はなんの日?何時?と戸惑う。自分が曜日間違えて出勤している可能性に怯えて確認するけど金曜日。大丈夫。 一週間色々なことがあって、先...
「とどく」齋藤春佳

齋藤春佳「とどく」4

●2021年6月15日の日記から やる気激しい。「大豆田とわ子と三人の元夫」の最終回があるからなんか感性がピリピリしてるきがする。ヨガして、筋トレめちゃする。数学の問題解いてから家出る。連立方程式便利だな。本当に忘れていた。ほとんど...
「とどく」大木裕之

〈とどく、210630

映像、今、高知県高知市の鏡川という中心部を流れる川の上流、風がここちよい、小さな一軒家のお店の外の机で食後のコーヒーのみつつ、川の流れと雲の流れと、橋と、、を、映像の体感、映像の体験、映像にも体感があり、映像にも体験があるしかしそこにまた...
「とどく」齋藤春佳

齋藤春佳「とどく」3

2021年6月7日手紙を書いていたら書くスピードより気持ちが急いてしまって、どんどんつんのめっていくみたいな気持ちになった。たくさんのことを伝えたい全部と一文字ずつしか書けないこの感じがもどかしい…と思ってそう書いた。書きながら、この一文...
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