220308

「とどく」大木裕之

春になってきましたね、冷えもしますが。
ここは岡山。

アトリエに戻る道を歩いていると急に死のことについてこのブログにキしてみようと思い立ち、玄関に荷を置き、iPhoneと缶ビールだけ持ってあたたかくおだやかなそとにでて、あるきつつ、山ぎわの駐車場に腰おろしてキしはじめると、
すぐに、通りかかったお婆さんに、
「こんなところにすわってたらあかん、ここで人が焼け死んだん〜〜こうしてお花も、、」
と、確かに駐車場の端に花が添えられている。
駐車場もちょうど家一軒分ぐらいのひろさ。
「霊というものは・・・」
と、お婆さんは通り過ぎていきながら、

僕は缶ビールとiPhoneを持って近くの草むらに寝ころんで、あたたかいヒをあび、むかいの山と向きあいつつ、こうして、
さらに死のイメージが、ゆたかに、まどろみに、欲情に、ことばに、

みとめる とき 

赤いキシャが通り過ぎていった
人をのせて、

いのちに礼をつくす・


宿命   努力・ふんばり・ 愛

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