展覧会ビジュアル デザイン:芝野健太、アートワーク:カワイハルナ
「共感覚」について実践的な取り組みを行う研究者を招き、レクチャーを行った後、研究者×出展作家によるトークにより、光島のもつ共感覚の特徴や本展との関わりについてなど、詳しいお話をうかがっていきます。
タイトル | 今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント 共感覚のレクチャー×トーク |
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開催日時 | 2025年4月5日(土)15:00-16:30終了予定 |
会場 | オンライン配信(Zoomウェビナー) |
登壇 | 長田典子(関西学院大学 工学部教授、感性価値創造インスティテュート所長) 今村遼佑(出展作家) 光島貴之(出展作家) |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名 [事前申込制・先着順] |
申込方法 | *申込受付は終了いたしました。 |
サポート | 手話通訳、UDトークによる字幕付き ※手話通訳ビューを使用します。設定方法は、Zoomサポート(外部サイト)の「ユーザー」個所をご覧ください。 ※UDトークは、ブラウザも使用できます。リンクは当日、ウェビナーのチャットにURLを掲載します。 |
お願い |
・URLの公開や、他の方への共有はお控えください。 ・イベントの録音・録画はご遠慮ください。 |
その他 | ・ホスト(東京都渋谷公園通りギャラリー)は、記録・報告等のためレコーディングを行います。 ・スクリーンショットを公開することがあります。 ※「Zoomウェビナー」は、登壇者のみ映像・音声がONとなります。ご参加の方のお顔は映りません。 |
Zoomウェビナーについて | アプリをダウンロードせずに、お使いのブラウザから視聴できます。 使用方法など詳しくは、Zoom公式サイト(https://www.zoom.com/ja)をご覧ください。 |
当日について | 当日の配信にトラブルなどがあった場合は、このページでお知らせします。 その他、当日のお問い合わせは、下記のメール宛にお送りください。 |
問い合わせ先 | 東京都渋谷公園通りギャラリー〈感覚の点P〉展 「共感覚のレクチャー×トーク」係
Email:skdg-event2024(at)mot-art.jp ※メール送信時は(at)を@に置き換えてください TEL:03-5422-3151 問い合わせフォームはこちら |
光島の作品「色点字」の制作におけるキーワードのひとつが「共感覚」です。
作家は、ステートメントで次のように記しています。
色点字と共感覚:
ひとつの感覚の刺激によって、別の知覚が不随意的に起こる現象を共感覚という。
音を聴くと色が見えるという「色聴」や、文字を見るとそこにないはずの色が見える「色字」が代表的である。
ぼくの場合、視力が徐々に失われていった10歳頃に点字の文字のかたちに対応して色を感じるようになった。
例えば「あ」は裸電球の色とか、「い」はくすんだ青(ざらつきあり)などの色を思い浮かべている。
ラインテープやカッティングシートで絵を描き始めた1997年頃、それらの色と五十音の関係を忘れないよう言葉にして書き残した。
これを「色点字」と呼んでいる。
視覚や聴覚などの感覚はひそかに連携し合って、私たちを刺激します。その刺激は、五感を超えて様々なイメージをもたらし、過去に経験した記憶を呼び起こしたり、実態のないものでさえも、あたかもあるかのように感じさせたりすることができるから不思議です。一言では説明し難いさまざまな「感覚」の不思議について、レクチャーと対話を通して考察します。
出演者プロフィール
今村遼佑《どこかのこと》2024年 撮影:前谷開 ※「今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 プレイベント」東京都渋谷公園通りギャラリー 展示風景
1982年京都府生まれ。インスタレーション、映像、絵画、テキストなど多様な手法で、生活の中のささやかな出来事を取り上げ、見る人の記憶や感覚に働きかける表現を行っている。2018年より携わるプロジェクト「アートと障害のアーカイブ・京都」(きょうと障害者文化芸術推進機構)を通して光島と出会う。2023-2024年「味/処」展 神奈川県民ホールギャラリー(神奈川県)他、多数の出展歴と、複数の在外経験がある。
光島貴之《さやかに色点字 ― 中原中也の詩集より》2023-2024年 撮影:片山達貴 ※「今村遼佑×光島貴之〈感覚の果て〉」展 アトリエみつしま Sawa-Tadori 展示風景
1954年京都府生まれ。10歳の頃に失明し、鍼灸を生業としながら、テープやカッティングシートを用いた「さわる絵画」の他、「触覚コラージュ」*、「釘シリーズ」など独自の方法で、自身の身体感覚を投影した新たな表現手法を探求。2020年、バリアへの新しいアプローチを実践する拠点として「アトリエみつしま」を開業。2019年「MOTサテライト2019 ひろがる地図」東京都現代美術館(東京都)他、多数の出展歴がある。
*鑑賞者は、多様な手ざわりを組み合わせた素材にふれることで、光島の感じた世界をたどる。
詳細は各イベントページにて随時お知らせいたします。
今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント
展覧会のオープニング・イベントとして、出展作家の今村遼佑と光島貴之が展示室を歩きながら、作品や二人が行ってきた感覚をめぐるリサーチについてお話しするアーティスト・トークを行います。 ※手話通訳付き
今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント
〈感覚の点P〉展のオープニング・イベントとして、展示中の作品《プリペアド・トイピアノ》を、作曲家の野村誠が即興で演奏します。 ※手話通訳付き
今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント
ファシリテーター:出展作家・光島貴之×ゲストファシリテーター・加藤秀幸
さわり心地の異なる様々な素材が一体となった《触覚のテーブル》を囲み、素材にふれながら、さわり心地をヒントに、いろいろなテーマでワークをします。 ※手話通訳付き
今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント
「《触覚のテーブル》ワークショップ×トーク」と同日に、閉館後の展示室で、映画『ナイトクルージング』(2019年)の上映会を開催します。『ナイトクルージング』は、ワークショップのゲスト・ファシリテーター・加藤秀幸氏が主演するドキュメンタリー映画です。生まれながらに全盲である加藤氏による映画を制作する過程を追った作品を、是非お楽しみください。
今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント
誰もが同じルールでプレイできるバリアフリースポーツ、スルーネットピンポンの体験会です。
今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント
ファシリテーター:白鳥建二
展示室で作品を囲み、会話を楽しみながらグループで鑑賞します。
今村遼佑×光島貴之〈感覚の点P〉展 関連イベント
ファシリテーター:出展作家・今村遼佑×ゲストファシリテーター・永井玲衣
さわり心地の異なる様々な素材をコラージュした《触覚のテーブル》を囲み、素材にふれながら、さわり心地をヒントにしたワークを行った後、哲学対話でさらに問いを深めます。
当ギャラリーで活動する鑑賞サポーターのお気に入りの作品を一緒に見ながら、手話でおしゃべり="手話べり"しませんか?
鑑賞サポーターがそれぞれの視点から、「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト〈感覚の点P〉展」の作品についてお話しします。
今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト