2023年 うさぎどし
春に近づいているある朝、
とどくがとどいた
とどかないがとどいたともいえるけど、
空も人も
やっぱりとどくがとどいてくる
ありえないこともありえるし
やっぱり
ありえることがとどいてくる
とどけなくてもとどく
とどけなくてもとどいてほしいし
だから、
風に乗って
おきて
とどくおかげさまがびゅんびゅんと駆け巡っているから、歓声をあげよう
ああそうだ！
ああそうだ！
ほら！
ほら！
よくみると
とどきまくってるじゃん！
みのまわり
みのなかみ
イっぱイの キ
ほら！
わらった！
よっ！
だからさ
とどく 20230308
「とどく」大木裕之