2022年8月8日の日記から
ドラマを読みながら、ふとTさんのことがよぎって、それでメモみたいに手紙を送る。
指文字の返事が来てないけれど一方的に。
絵に書いた手紙を、便箋に書き写して送る。
2022年8月16日の日記から
Tさんから、指文字へのお返事が初めて来た!
字で書いた手紙で来る。
すっごく嬉しい。
もう全然通じなかったかと、半分諦めていたから。
同じドラマは見ていないらしかった。
指文字で訊ねたことについてのお返事で、すごい素晴らしい最近の近況を教えてくれてそれが壮大なスケールでキラキラした描写で、彼女が最高の出来事を経験しているということがわかった
それは私が今いる空間の外にあって、
その気持ちだって共感しきれないけれど、
別の場所にあるけれど、すごくそのキラキラした様子は、ここまで伝わってきた、嵐が去り、虹がかかるというような心の動き、それを、文字を通して見せてもらって、それだけでもうありがたかった。
暑いし妊婦だしで外に出難い長野のこの日々の、部屋の中の感じと、その窓の外を見せてもらうような感じで、ありがたくて嬉しかった。
【文・画像提供:齋藤春佳】